WORK

仕事紹介(歯科医師)

歯科医師(講師)の仕事には、大きく分けて3つの業務があります。
それぞれの仕事内容や仕事の魅力、求められる力などを紹介します。

  • 講義

    講義に関する仕事は、どのように講義をすすめていけば、受講生が理解しやすいのかを意識することが重要です。理解度を高めることだけでなく、試験の傾向や他の科目とのバランスなども考慮しながら講義資料・問題の作成をしていきます。
    実際の講義では間違った内容を伝えないためにも徹底した下調べを行い、聴講している受講生達が理解しやすいように、資料や問題の内容だけでなく、講義全体の構成に配慮が必要となります。
    また、講義後も受講生の疑問点を解消するために質問対応を行なっています。

    主な仕事内容
    年間講義/Web配信講義/大学への出張講義/少人数制のセミナー
    講義担当の役割
    年間講義
    年間を通して各科目の知識の確認を行いつつ、国家試験の傾向や問題の考え方を身につけられるように講義を構成します。

    Web配信講義
    Web講座の様々な特色に合わせて、受講者が自分の学習の進捗や弱点を補強しやすいような講義を行います。

    大学への出張講義
    大学の学生達が苦手とする分野や、最新の国家試験の傾向を盛り込むなど、各大学から求められる講義を行います。

    少人数制のセミナー
    理解しにくい分野など、セミナーに適したテーマを選定し、ピンポイントに絞って少人数へ向けた相互学習が出来る講義を目指します。

    この仕事に求められる力

    講義を行う際には、誤った知識を伝えないよう、古典的な資料から最新の教科書(時には論文も)まで、いくつもの資料を比較したうえでの、徹底した準備が必要になります。
    現在は、インターネットが生活に浸透しているため、学生でも得たい知識や情報を簡単に手にできる時代になっています。
    そんな中で、講師と学生が直接コミュニケーションを取れる「講義」にどう付加価値を付けていくのか、今の学生のニーズを読み取って総合的に考え続ける力が必要です。
    具体例で挙げると、予備校に通い始めたばかりの時期と国試直前期とでは、求められる講義はまったく違います。学習の習熟度に合わせて、内容だけではなく話すスピードなども考えなくてはなりません。

    求められる能力としては、幅広くどの教科も対応できる基礎的な力が必要です。ただ、最初からどの教科も対応できるというのは難しいかと思いますので、日々の業務を通じてスキルアップをして頂ければと思います。
    また、歯科の知識だけでなく、コミュニケーション能力、自己管理能力など、社会一般に求められる素養も必要です。
    弊社の教育理念をご理解いただいたうえで、受講生がお客様という一面を持ち合わせていることを忘れずに、対人サービスを提供していく意識が重要です。

    仕事のやりがい
    受講生の前で行う講義やWeb配信の講義では、受講生からのレスポンスを直接受けることができるため、各受講生が抱えている課題に対して、理解を示してあげることができます。そういったやりとりを通して、受講生との関係にも一体感が生まれ、それがこの仕事の喜びを味わえる一番の瞬間かもしれません。
    また、講師は人材の入れ替えが難しい職種でもあると思います。伝える内容は同じであっても、話すスピードや間のとり方などは各講師の人柄が反映されるため、簡単に人材の替わりがきく仕事にはないやりがいを感じることができるかもしれません。
  • 学習指導

    学習指導は大人数を対象とする講義とは異なり、個々の受講生の細やかなニーズに応える仕事です。
    日々の講義に関する質問を受けたり、模擬試験の成績などを元に、今後の学習プランを考えることが主な業務となります。また、家庭教師のように1対1の指導を行うこともあり、いろいろな方法で受講生をサポートしていきます。

    主な仕事内容
    質問対応/面談/担任業務/個別指導
    学習指導担当の役割
    歯科医師国家試験は、単に机に向かって自習していれば合格するというものではありません。国家試験までの短い期間で、受講生が個々に合った勉強方法を効率よく行えるようなアドバイスが必要です。
    また、国家試験までの道のりの中で、不安になったりモチベーションが下がったりもします。そんな時に合格への道順を示すのが学習指導の役割です。
    この仕事に求められる力
    受講生の質問内容の本質を読み取り、課題の解決に導けるような簡潔かつ的確な回答を示すことができる能力が必要です。
    受講生との信頼関係を深めていくためにも、時には受講生と同じ目線で物事を考えたり、相談にのってあげることも重要です。
    仕事のやりがい
    指導している受験生の成績が躍進していくのを目の当たりにできることが大きなやりがいのひとつです。受講生が持ち合わせている断片的な知識を結びつけて理解を深めてあげることや、モチベーションを維持していくためのメンタル的なケアが重要です。
    受講生自身が嬉しかったことや悲しかったことを打ち明けてくれるようになるなど、信頼関係を築いていく喜びを感じることもできます。
  • 教材作成

    学習を行うために、教材は必要不可欠です。また、“教材”とひと言で言っても、講義に用いられるテキストから、書籍(実践やNewTextなど)、各種模擬試験など、様々な種類があります。業務内容自体も、文章の作成から、図やイラストなどを描く作業、臨床実地教材写真の撮影に至るまで、多岐に渡ります。
    作成過程では、個人で進める工程と、複数名で集まっての検討工程があり、誤解や誤りのない教材を完成させるために多くの段階を踏んでいます。

    主な仕事内容
    年間講義で使用する学習教材の作製/模擬試験の問題作成および解説の作製・検討/参考書(NewTextなど)の執筆・監修/問題集(実践など)の執筆・監修
    教材作成担当の役割
    歯科医師国家試験合格までの水先案内人と言ってもいいかもしれません。
    いくら良い問題でも、いくら良い図版でも、国家試験やCBT試験の内容とは程遠い内容であったら、意味がありません。迷いなく、無駄なく、試験合格へ向けて効率よく学習出来るよう、教材を通じてしっかりとした方向性を示してあげることが、教材作成担当の役割といえます。
    この仕事に求められる力
    歯科医師国家試験およびCBT試験に合格するために必要な知識は何か?を的確に判断出来ることが最低限必要です。
    その上で、間違いなく、解りやすい教材を作ること。文章や図版ひとつ取っても、読み方や見方によっては誤解されることもあります。「解り易く正確に」を意識した想像力豊かな思考性や、あたり前であるような箇所にも間違いがないか再度確認をする地道な几帳面さなど、バランスのとれた多角的な視点を身に付けていくことが、何よりも重要です。
    仕事のやりがい
    例えば、模擬試験問題であれば、試験終了後の正答率および識別指数をみて、良い問題を出せたという喜びを感じることができます。書籍や講義資料であれば、資料を使った学生・受講生達から「文章や図版が解り易かったです」と、直接感想をいただけることがあります。
    もちろん反省点が生まれることも多いですが、次はその課題を解決し、絶対に良いものを作り上げるぞ、というモチベーションに繋がっていきます。
    麻布デンタルアカデミーの教材作成は、受講生から直接意見や反応を得ることができるため、求められているところを、求められているカタチに出来た時の喜びは大きいです。